新生児マススクリーニング
スクリーニング検査は、正常児の中から、治療可能で、かつ放置すれば心身障害を引き起こす病気を持っている子どもを早期発見・早期治療を行い、障害の発生を予防する目的で実施されます。出産した医療機関・分娩施設で行います。
先天性股関節脱臼は、生まれつき、または出生前後の環境で股関節が脱臼を起こす病気です。生後3~4か月頃がもっとも検査の適切時期になります。
検診のできる医療機関はこちらから
新生児聴覚検査
赤ちゃんの聴覚に異常がないかを早期に発見するための検査です。通常生後2日~退院前までに行います。生まれつき、両側の耳の聞こえに異常があるお子さんは1,000人に1~2人と言われています。この検査により、聴覚の異常を早期に発見し適切な治療を行うことで、言葉の発達への大きな効果が期待できます。
※出産した医療機関で検査を受けられなかった場合は、別の医療機関で受けることができます。
検査のできる医療機関はこちらから
網膜芽細胞腫
網膜芽細胞腫は網膜に発生する悪性腫瘍(しゅよう)で、網膜芽腫と呼ばれることもあります。乳幼児に多い病気であり、出生児15,000~16,000人につき1人の割合で発症しています。
胆道閉鎖症スクリーニング検査
胆道閉鎖症とは、生まれつき又は生後間もなく肝臓と腸をつなぐ胆管がつまり、肝臓で作られた胆汁が腸に流れなくなる病気です。これを放置すると、胆汁が肝臓に溜まってその組織を壊し、肝硬変を引き起こします。
原因は不明です。発生頻度は、赤ちゃん1万人に1人程度です。
旭川市子育て支援部おやこ応援課 TEL:0166-26-2395