こどもの日は、古くは「端午(たんご)の節句」といって男の子の成長を祝う日でした。(女の子は桃の節句で3月3日)
現代は、「こどもの日」として、みんなで子ども達が大きくなったことをお祝いして、元気に育つようにお願いする日です。
昔の人たちは、子どもが生まれると、病気をしないで、良い子に育つようにと氏神様にお願いしました。この日には、強くて元気な子どもに育つようにと願いを込めて、くまと相撲をとっていた金太郎や、滝を登っていく鯉のように頑張る子どもになって欲しいと思ってこいのぼりを立てます。
こどもの日に、お風呂に菖蒲を入れたりしますが、これは、強い香りで病気や魔物を追い払う力があると言われているからです。
そして、ご存知でしたか?
この「こどもの日」は、新しい国民の祝日の公布によって、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日」と定められました。
毎日お世話をしてくれ、守ってくれるお父さんやお母さん、まわりの人たちに「ありがとう」の気持ちを忘れないようにする日なんですね。
イラスト:しぃり