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新型インフルエンザについて

夏休みが終わった8月下旬から、旭川でも小学生・中学生を中心に、流行が始まりました。今回は、その対処法と予防についてお話いたします。

1)「うつってしまったかな」と思ったら?
今回の新型インフルエンザの症状は「38度以上の急な発熱・咳・鼻水・頭痛・のどの痛み・体のだるさ」など、従来の季節性インフルエンザの症状とほとんど変わりはありませんが、「下痢・腹痛」などのおなかの症状を伴う方が多いようです。
ほとんどのお子さんは、2~3日で熱が下がり元気になります。熱が出たからと言って、慌てる必要はありません。お子さんの状態をよく見てあげて下さい。
解熱剤を使用し状態が落ち着いて、水分も補給できるようでしたら、少し様子を見てから受診するようにしましょう。発熱後すぐのインフルエンザの検査では、ウイルス量が少ないために陰性を呈することが多く、そうなると、翌日もう一度検査を受けなくてはなりませんから。
しかし、喘息・糖尿病などの基礎疾患を持つお子さんでは重症化するリスクが高いと言われています。「呼吸がはやい、息苦しそう」、「顔色が悪い」、「嘔吐や下痢が続く」など症状がみられる時には、すぐに小児科を受診しましょう。また、「呼びかけに答えない」、「意味不明のことをいう」、「けいれんをおこす」などの症状が出現しているときには、小児特有の『インフルエンザ脳症』を発症している恐れがあります。ただちに、小児科を受診して下さい。
インフルエンザと診断されると、咳・鼻水など症状に合わせた薬の他、抗ウイルス剤(タミフル、リレンザ)が処方されます。タミフルはお子さんにとって飲みづらい薬ですが、励ましながら飲ませてあげて下さい。

2)予防するには?
インフルエンザは、インフルエンザにかかった人の咳やくしゃみなどの飛沫(口からとびだすしぶき)と共に放出されたウイルスを、健康な人が鼻やのどに吸い込むことによって感染します。飛沫がとぶ範囲は1mくらいです。したがって、インフルエンザ患者の1m以内にいると感染する危険性は高くなります。ですから、インフルエンザが流行している時にはできるだけ人混みは避けましょう。
 空気が乾燥すると、のどの粘膜が本来もっている感染を防ぐ機能が低下しますので、インフルエンザにかかりやすくなります。室内の湿度(50~60%)にも注意しましょう。そして、外出時のマスクの利用や帰宅時のうがいや手洗いは、インフルエンザ予防の基本です。
マスク インフルエンザが飛沫で感染することから、飛沫の量やひろがる範囲をおさえるためにインフルエンザにかかっている方が咳、くしゃみをする時には必ずティッシュで鼻・口をおおってからしてください。そのティッシュは速やかにゴミ箱に処分し、汚れた手は洗いましょう。
咳やくしゃみがある方が人前に出る時にはマスク着用(咳エチケット)をこころがけましょう。